書をステディ町へレディゴー
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「ロック漫筆家」と言う言葉の存在、この本で初めて知りました。
と言うか、この本の筆者・安田謙一さんの自称の肩書なだけかもしれません。
「CDジャーナル」と言う雑誌の連載コラムを本にしたもの、とのことで、見開き2ページがちょうど連載1回分になっています。本のタイトルもそうですが、コラムのタイトルや本文中もダジャレ・もじりが多くて、好き嫌いは分かれそうですが自分は大好きです。
タイトルの元ネタである、寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」は若者たちに向けての啓蒙的な書、と言うイメージが強いですが、こちらの本は、ゆるっとした日々の出来事に坂本慎太郎・今野雄二・北島三郎・根本敬・ピンクフロイド…といった名前がちらほらとまぶされ、そこに前述のダジャレやもじりがふんだんに絡まってきて。
読者の頭が懐かしさやおかしみでだんだんこんがらかってきたところに、左ページ端にある辻井タカヒロさんの4コマ漫画でさらに半回転、という構造になっています。
連載年としては9年余、102回分のコラムとボーナストラックをぜひお楽しみください。
【版元サイトより】
バイト帰りにプールで泳いで、古本屋とレコード屋のぞいて、映画館立ち寄って、家でテレビ観ながら今日見聞きしたことを思い出す。音楽と時事ネタと私生活、文学とシモネタと世知辛さ。つなげて、モジッて、オチつけて・・書けた。意味はないけど滋味はある、笑えて学べて役立たない、「ロック漫筆」の集大成。安田謙一・辻井タカヒロの名バッテリーが、雑多な話題を広めのストライクゾーンへとお届けする、「白い名著」ここに誕生。
ローリング・ストーンズとケーシー高峰が、『テレホン人生相談』と『エクソシスト』が、天童よしみとシャッグスが、カフカと「およげ!たいやきくん」が、仲良く同居するコラムの数々を、見事に捕球し、打ち返す4コマ漫画の数々。世知辛い世の中と退屈な生活に、レコードが、テレビが、映画館が、安い飲み屋が、そして共通言語をもった相棒が存在することの喜びをしみじみと噛みしめることのできるコラム約120本。知らない本やレコード、映画をチェックしたり、捜したりしながら読めば数年間はたっぷり楽しめるであろう1冊。
雑誌「CDジャーナル」誌上で2010年から2019年まで連載された「書をステディ町へレディゴー」に、前身連載「ロックンロールストーブリーグ」4回分と、『ビートル・ストーリー』誌上で連載された「ポールがジョージにジョンずにリンゴの絵を描いた」13回分を追加収録。あとがきは夏葉社の島田潤一郎。
著/安田謙一・辻井タカヒロ
出版社/誠光社
サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
商品コード 9784991114908
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レビュー
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