書楼弔堂 待宵
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著者・京極夏彦さんのデビュー作は講談社ノベルス版の「姑獲鳥の夏」。初めてその本を見たときは、その分厚さに大変衝撃を受けたものです。読み始めてみると、横溝正史作品のようなおどろおどろしさあり、時代活劇ばりの痛快なアクション場面もあり、個性的な登場人物も多く、まさしく一気読みしてしまいました。
今回ご紹介の作品は、新シリーズ「書楼弔堂」の最新作で、実在した作家・思想家・軍人など多彩な人物が本を探して「書楼弔堂」という古本屋を訪れる、というのがストーリーの流れになっています。
明治時代という変換期に迷える人々が訪れ、「本当に必要な1冊」を見つけていく、それを遠くから眺めたり同じ気持ちになって一緒に迷ってみたり。秋の夜長に手に取ってゆっくり読んでみたい本です。
【版元サイトより】
舞台は明治30年代後半。鄙びた甘酒屋を営む弥蔵のところに馴染み客の利吉がやって来て、坂下の鰻屋に徳富蘇峰が居て本屋を探しているという。
なんでも、甘酒屋のある坂を上った先に、古今東西のあらゆる本が揃うと評判の書舗があるらしい。その名は “書楼弔堂(しょろうとむらいどう)”。
思想の変節を非難された徳富蘇峰、探偵小説を書く以前の岡本綺堂、学生時代の竹久夢二……。そこには、迷える者達が、己の一冊を求め“探書”に訪れる。
「扠(さて)、本日はどのようなご本をご所望でしょう――」
日露戦争の足音が聞こえる激動の時代に、本と人との繋がりを見つめなおす。
待望のシリーズ第3弾!
著/京極 夏彦
出版社/集英社
サイズ 文庫判/ページ数 554p/高さ 16cm
商品コード 9784087430271
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レビュー
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