1/1
父の詫び状
¥726
残り1点
International shipping available
今はだいぶ変わってきているかもしれませんが、子どもの世話は母親が主に行う時代も長かったように思います。子どもにとって父親は、普段はあまり家にいなくて、いる時は小うるさくちょっと煙たい存在、という家庭も多かったのではないでしょうか。
向田邦子さんのお父さんは生命保険会社勤務でいわゆる転勤族だったそうです。週休2日制もまだなかったころのサラリーマンなので、あまり家族とともに過ごす時間もなかったのでは、と想像されます。
明治生まれの頑固者で、唯一の稼ぎ手として暴君のように家族に君臨するお父さん。
著者自身も、そんなお父さんに不満を抱くことも多かったようですが、このエッセイ集ではそのお父さんの存在がとても色濃く描かれ、愛憎入り混じった深い思いに感じ入ります。
【版元サイトより】
宴会帰りの父の赤い顔、母に威張り散らす父の高声、朝の食卓で父が広げた新聞――。
だれの胸の中にもある、父のいる懐かしい家庭の息遣いをユーモアを交じえて見事に描き出し、“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。また、生活人の昭和史としても評価が高い。
航空機事故で急逝した著者による、初めてのエッセイ集。全24篇を収録。初出は、日本初のタウン誌「銀座百点」。
解説・沢木耕太郎
著/向田邦子
出版社/文藝春秋
サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
商品コード 9784167277215
最近チェックした商品
同じカテゴリの商品
その他の商品
