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ツユクサナツコの一生
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益田ミリさんの作品に初めて出会ったのは、新聞の連載コラムだったように思います。
全国紙のコラムなので、連載時には既に一定の評価は得ていたのでしょうが、初めてその作品を見たときには、線は細くてキャラも薄く、書かれている内容も薄味な印象でした。それでもそのコラムは何年も続き、いつの間にか薄味が魅力の益田ミリさんの世界に、私もすっかり惹き込まれておりました。なんてことのない日常風景について、薄味な文章と薄味な線画ながら、愛情をたっぷり詰め込んで描かれていることがよくわかるのです。これは一種の職人芸というのがふさわしいかもしれません。
【版元サイトより】
ドーナツ屋で働きながら創作活動を続ける32歳・漫画家志望のナツコ。モヤモヤすることも、ふと立ち止まって考えたくなることも、誰かにとっては些細な日常も、どれも大切な「いま」。だからナツコは今夜もひとり漫画を描く。一度きりの人生の、その美しさを信じているから──。大切なものを手放さないで生きていくナツコの生き方が深い共感を呼ぶ第28回手塚治虫文化賞短編賞受賞の感動作。
著/益田ミリ
出版社/新潮社
サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 16cm
商品コード 9784101031422
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